2018年4月に香港に日帰りで行って契約してきた FTライフ社の Regent Insurance Plan 2 (Premier Version)、通称 リージェントプレミア2。
日本国内で加入していた個人年金保険を解約してこちらに乗り換えたわけですが、その理由は払込保険料総額に対する返戻率の高さ。
でも、心配事は返戻金が保証部分と非保証部分に分かれていて、非保証部分の割合がかなり大きくなっていることでした。
ここは、留意しておくべきポイントです。
【もくじ】この記事でわかること
リスクを小さく抑え安心を大きくするロックインオプション
返戻金(SURRENDER VALUE)の内訳は、
- Guaranteed (保証された価値)
- Accumulated Dividends and Interest (運用益+複利で増える部分)
- Terminal Dividend(解約時にのみ付与のボーナス)
の3つの要素です。
1 の Guaranteed (保証された価値)については必ず設計書通りになるものですが、2と3については保証されたものではない変額部分。
当然、運用成績や動向によって良い時もあればよくない時もあります。
この、不確定な要素を少しでも確定させるために活用したいのが、
「Terminal Divident Lock in Option」(通称:ロックインオプション)
というものです。
ちなみに、私が契約した Regent Insurance Plan 2 (Premier Version)は、
2018ー2019年、2019ー2020年ともに、また、Accumulated Dividends and Interest(Annual Dividend) 、Terminal Dividendともに、103%をつけていますので、設計書で示されていたよりも今のところはパフォーマンスが良いということです。
ロックインオプションとは
ロックインオプションとは
通常は解約時にしか受け取ることができないTerminal Dividendを、途中引き出し可能な年次の配当(Accumulated Dividends)へ転換し、将来の経済状況や為替、インフレなどの影響を、今 引き出すことができる年次配当(Accumulated Dividends)に振り替えることで、「ある程度、価値を固定化・確定化することができる」という機能です。
そして、この機能には
- 自動ロックインオプション
- マニュアルロックインオプション
の2種類があります。
1. 自動ロックインオプション(Automatic Lock In Option)
契約後15年目か被保険者が55歳以上に達したときの「遅い方」から使えます。
ターミナル配当から年8%ずつを毎年自動的に年次配当に振り替えることができ、全てのターミナル配当が年次配当に振りかわるまで続きます。
一度手続きすれば、自動で継続されます。
2. マニュアルロックインオプション(Manual Lock In Option)
契約後15年目から使え、ターミナル配当の10%から最大60%までを年次配当に振り替えることができます。
このオプションは3年以上の期間を空けて再び利用でき、1回目(契約後15年目)に10%を振り替え、2回目(契約後19年目に20%を振り替え、3回目(契約後23年目)に30%(トータルで60%)を振り替えるということが柔軟にできます。
都度、手続き(書類の提出)が必要です。
契約してから考えてもいい
このオプション。
契約時に設定する必要はありません。
その時が近づいてから社会情勢や経済状況、非保証部分がどのように増えているのかを見つつ、決めたらいいと思います。
契約してから最低でも15年たってからしか使えないものですので、今 悩んでも仕方ないものです。
私自身もまだまだ10年以上先に使えるオプションですが、高い返戻金率を誇るリージェントプレミア2でもこれらの機能をうまく使って、非保証の未確定要素を確定させていこうと考えています。
何を重視するか
リージェントプレミア2は、設計書通りに行けばかなり高利回りの素敵な商品です。
でも、未確定要素(非保証部分)の割合が大きいので、変額部分を設計書通りの数字で信じ込みすぎることは、将来「裏切られた」「騙された」という感情を生む可能性を秘めています。
保証された部分があるので長い目で見て投資元本を下回ったり損したりすることはないですが、ぜひ、ご自身でも理解を深め、資産形成や運用のニーズや目的にあったものを選んでいただけたらいいなと思います。